春に踊れば(クマガイソウ)





先日あるかたに教えていただきナシカが山野草を撮影し始めてから初めて見ることができたクマガイソウです。
クマガイソウは、北海道南部から九州にかけて分布する。低山の森林内、特に竹林、杉林などに生育し、大きな集団を作る。
草丈は40cmくらいまでで葉は対生するように二枚つき、それぞれ扇型の特徴的な形をしている。
花はその間からのびた茎の先につき、横を向き花弁は細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は大きく膨らんだ袋状で、白く、紫褐色の模様があり唇弁の口は左右から膨らんで狭まっている。
クマガイソウ及びアツモリソウの名は、膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣に見立て、がっしりした方を熊谷直実(くまがいなおざね)に、優しげな姿の方を平敦盛(たいらのあつもり)にあてたものである。
花色がそれぞれ白、赤っぽいため源氏の白旗、平氏の赤旗に見立てたための命名ともいわれる。
日本ではその数が激減しており絶滅危惧種に指定されていてその姿を見ることは非常に難しい貴重な山野草です。
温かい春の木陰で一斉に咲いているその姿は喜びに満ちていて踊っているかのように見えました。
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