旅の途中(アサギマダラ)










大分県国東市の沖合6キロに浮かぶ姫島はジオパークに認定されましたおめでとうございます。
春5月秋10月一年に二回渡りの途中でアサギマダラが姫島村にやってきます。今日はざっと確認できただけで約350匹が乱舞していました。
この蝶は遠く台湾、ベトナムなどから夏場九州を経てどんどん北上して北海道まで海を渡り旅をします。寒くなると南下を始め北海道、信州から九州を経て台湾、ベトナムへと1500キロを飛んで帰って行きます。
この蝶はご覧になるとおわかりのように胴体部分が水玉模様で俺には毒があるんだぞと天敵にアピールをしています。
またオスが約9割くらいでメスが約1割くらいの割合しかないんだそうです競争率高いですよね(笑)
見分け方は一番下の写真右側の小羽根に黒い斑点があるほうがオス、写真左側の小羽根に斑点のないのがメスなんだそうです。
羽に名前とか地名、日付が入ってるものはどこからどこまで旅をしているか調べるためのマーキングなんです。今日見たのだけで福井県、長野県、大分県姫島の三か所を行き来していることが確認できました。
この日は台風後で波も高く風も強かったのですが午後には波も凪ぎ風も凪いだので良かったです。
帰りのフェリーで国東市国見町の伊美港へ戻る途中に偶然にも渡りの途中のアサギマダラを見つけたのですが残念ながら遠すぎて撮影は不可能でした。
それにしても羽を広げても10センチそこそこの小さな蝶が強風や雨に耐えながら渡りをするのは並大抵のことではないのだと思います。